☆パンク修理は自転車修理の代名詞とも言われています。
要領さえ掴めば簡単にできるのですが、意外と奥が深く、プロの場合でも中々完璧には出来ないというのが実情です。
パンク修理の要点をまとめましたので参考にしてください。
注意:ご自分で行った修理による不具合、事故については一切責任は負いかねます。心配な場合は専門家にご相談ください。このページの案内は善意によるものとご理解ください。
C修理をする
★用意したバケツに水をはり、引き出したチューブにバルブを取付け、空気を入れ(チューブがたわまない位よりやや多目)バケツの中をバルブ口からひと回り調べます。空気がプクプクと出るところがパンクです。(空気を入れた瞬間からシューシューと音がする場合もあります)
★穴が判ったら針のようなもので印をつけてください。(人によっては判り易いように穴を鋏などで少し広げる方もいますが、初心者は細いものを使ってください。
@工具
★先ず穴の周辺にやすりをかけます。やすりはパッチよりやや大きめにかけます。プロはグラインダーを使う方もいます。
★ゴムのりをやすりがけした部分よりやや広めに薄く塗ります。そして暫く置いてください。(1〜2分)
Aタイヤを外す
★必要な工具は
タイヤレバー3本(上級者は2本でも可)
10mmのスパナ
布やすり(80番位または軽石
パッチ
ゴムのり
パンクバケツ(平たい方がいい)
パンクローラー(無ければ円形のパイプなど)
★パッチの中央にパンクの穴が来るように貼り付けます。下の写真のようにパッチの上からローラーのようなもので圧力をかけます。ローラーがない場合は筒型のもので圧迫してください。
Dパンクの原因を調べる
★タイヤを戻す前に、パンクの原因を調べます。
★タイヤの中を指で探ってください。この時異物で指を怪我しないように静かにゆっくり行ってください。軍手などをして行うと良いです。釘や画鋲、ガラス片といった異物を取り除きチューブをしまいます。
パンクの原因は千差万別。
穴のあき方でどんな原因かがわかるのですが、ここが、経験がある方とない方の違いが出ます。
例えば、リム打ちというパンクがあります。これは道路の段差などでリムと段差の角でタイヤを挟んで穴があくパンクで特徴は縦に二箇所あきます。空気が少ないと多く発生するパンクです。
空気が少なくてするパンクは、チューブサイドのパンク、消しゴムの粉のようなものがタイヤの中に沢山溜まっていますから判り易いです。チューブの横にぽつぽつとえくぼのような跡がひと回り一列に両サイドについています。このえくぼのどこかに穴があいていたら間違いなくこの擦れが原因です。この場合はガラスなどの異物はないことが多いです。
★最後にタイヤを装着します。
先ず、バルブの口をリムに差込み、六角ナットを軽く取り付けます。チューブを予めタイヤの中に均等に戻します(この時チューブのねじれに気をつけてください)バルブ口の脇のタイヤをリムにはめます。
★バルブ口の首抜き〜バルブ口付近がリムに納まったら、一度バルブの口を写真のようにタイヤの中に押し込みます。リムとタイヤの間にチューブが挟まるのを防ぎます。
★バルブ付近の両サイドから少しづつリムにタイヤを戻していきます。この時もリムとタイヤの耳の間にチューブを挟まないように注意してください。
★最後の10cm位になると堅くてリムにタイヤがかからなくなります。写真のように手の平を使ってタイヤを掴むように押し込むとパツンとタイヤの耳がリムに納まります。
注:タイヤを戻す時はタイヤレバーは使わないようにしてください。
★軽く空気を入れて、もう一度タイヤの耳とリムの間にチューブが挟まっていないか確認して空気を適正気圧に調整してください。これで修理完了。
B穴を捜す
★両立てスタンドの後タイヤの場合をモデルにしました。
自転車の左側(チェーンのない方)に外します。先ず、バルブを外し、バルブ口を止めてある六角ナット(薄型)を10mmのレンチを使って外してください。
(バルブの形状でナットのサイズが9mmのものや止めナットがないものもあります。
?適正気圧?
Eタイヤを装着する
★バルブの反対側(バルブから遠いところ)にタイヤレバーを先ず1本差しこみます。(上の写真)この時チューブをレバーで挟まないように注意してスポークの方へこじってください。そしてレバーの後の切り欠きをスポークに引っ掛けてください。
★2本目のレバーを約8cmほど離した所に1本目と同じ要領で差込、3本目も2本目と同じような間隔で差込むとrレバーの間のタイヤの耳が外側へ外れます。外れた耳を利用して片側の耳をひと回り外します。
★チューブをタイヤの中から引き出します。この時バルブ口をやさしく外してください。